チラズアートが開発した
間違い探しホラーゲーム
今作の舞台は日本の新幹線。
プレイヤーはひとりの乗客となって
ループし続ける奇妙な車両で変異を見つけ出す。
チラズアートのいつもの探索系と違って
「8番出口」ライクなシステムとなっている。
日本語対応、マウスキーボード操作
出口のない新幹線。
プレイヤーが脱出するには異変を探さなければならない。
異変がなければ次の車両に進み
異変を見つけたら前の車両に引き返す
というシンプルなルールで
7号車から始まり、6号車、5号車と進む。
ただし、まちがえると7号車からやり直し。
よく観察して異変を探し、0号車になるまで正解を当て続けないといけない。
異変は見つけたときにクスッとくる強烈なものや
寝てる乗客が起きただけで
異変と呼べるのか・・?という微妙なものも。
座席のうしろ側から歩くので全席チェックするのは面倒だが、
8番出口より変異がわかりやすいものばかりで有難い。
そして今作は画がかなり綺麗。
いつも以上に気合が入ったグラフィックで、新幹線の高い再現度にも驚かされた。
8番出口フォロワー作品はたくさん出ているが、
ストーリー性を持たせているのは本作くらいだと思う。
ゲームの邪魔にならない程度の会話量で、最後はグッと引き込まれて切なくなった。
最初の普通車両はマイルドな怖さ
2つ目のグリーン車に移行してから怖さがアップする。
乗客や乗務員、雰囲気もがらっと変わり
「変異があれば進む」というルールに変更。
普通車では何かあったらすぐ引き返せたが
グリーン車では何が起きても先に進まないといけない。
しかも3回間違えるとお化けに襲われるというペナルティが付いて、
普通車とは比べものにならないくらい怖さが増し、何度も背筋が凍る思いをした・・・。
◆感想
ゲームとしては8番出口の二番煎じだけど
チラズアート節の怖さとギャグ、ストーリーが加わって
思った以上に深みのある作品になっていた。
両者のファンの期待を裏切らない出来になっていると思う。
楽しいホラゲだったのでおすすめ。