「Against the Storm」紹介レビュー 嵐で破壊された世界を再構築するコロニーシミュレーション

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ポーランドのEremite Gamesが制作した
コロニーシミュレーション

何度も嵐で破壊される世界を
諦めずに再構築していくゲーム。

プレイヤーは女王の命を受けた総督となり、
あちこちに街を作って失われた富を探しだす。

1回のプレイは1~2時間程度と短めで、
街づくりゲーのオイシイ部分だけ抜き出したシステムが魅力。

周回して永続強化や建物をアンロックする要素も豊富にあり、
繰り返しやっても面白さが衰えない作りになっている。

日本語対応、
マウスキーボード対応(マウスだけでも難なくプレイ可能)。

本作は街づくりシムとローグライクの組み合わせになっており、
この仕組みが見事にハマっていて中毒性がめちゃくちゃ高い

入植者たちに指示を与えて、木を伐採し、食料を採集し、石などの資源を加工・・・と、ここまでの流れは他の街づくり系と変わらないのだが、

住人の種族、出てくる資源、手に入る建物の設計図
本作ではすべてランダムというのが大きな特徴。

毎回やる度に配られる手札が違って、クリアまでの攻略法が異なってくる。今回はこの手札でどうやってやりくりしていこうか?と考えながら開拓していくのがたまらなく面白い。

数回クリアした後、大嵐が発生してこれまで作った町はすべて破壊される。

それまでにクリアボーナスの「封印の欠片」というアイテムを集めると
特別なステージに挑むことが可能。

このステージは他より難易度が高く、このゲームにおけるボス戦のような感じ。

勝てないとまた数回クリアして封印の欠片の集め直しになってしまうため特別ステージは「絶対に勝ちたい」という気持ちにさせられ緊張感も凄まじい。

周回後の永続強化ツリーも充実。

新たな設計図のアンロック、ゲーム開始時に持ち込める資材を増やせるようになり、
次以降のプレイはどんどん快適に。

クリアできなくても成績に応じていくつか周回アイテムがもらえるので、
遊べば遊ぶほどプレイの幅が広がり、戦略も多彩になってくる。

◆総評

今月Game Passに入って以降、
食い入るようにハマってしまい、暇さえあればやっていたゲーム。

個人的には眠る間を惜しんでずっとやってしまうくらい神ゲーだが、従来のまったりとした街づくりを好む人には合わないかもしれない。

このゲームはそういったジャンルとは別物で、Slay the Spireなどのデッキ構築系の方が近いと感じた。個人的には非常におすすめ。

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