イギリスのSumo Digitalが制作した
対戦鬼ごっこサバイバルホラー
プレイヤーは人食い一家(3人)と、一家に捕まらないように脱出を目指す犠牲者(4人)に分かれて対戦する、非対称のマルチプレイ。
1974年に公開された映画「悪魔のいけにえ」を題材にしており、おなじみのレザーフェイスを含め作中のキャラたちも登場する。
日本語・コントローラー対応。
サバイバー側は、まず地下から抜け出し、地上で色々なギミックを解除して一家の敷地から脱出できれば勝ち。
地上に出ると出口が4つほどあるが、
・キーピックで扉を解錠していき発電機を壊して正門や裏門から脱出
・ヒューズを拾う→電気回路を修理→地下の専用扉から脱出
・バルブを拾う→タンクを破壊→バルブゲートから脱出
など、どのルートもギミックの解き方やキーアイテムの場所が複雑なので、サバイバー側で遊ぶならある程度マップを把握していることが前提になってくる。
一方でキラー側は、重要なアイテム、ギミック、味方をハイライトする能力が全員にあるのでマップに慣れてない初心者でも守りやすい。
それに加えて、マップの中央辺りにグランパというNPCがおり、適度に索敵してくれるので相手を見つけやすくなっている。
そしてこのジャンルに珍しくキラーが複数いるのも特徴。
よく比較されるDead by Daylightだとチェイスもサバイバーの吊りも発電機管理も全て1人でやらなきゃいけないので、本作の方がキラー側のストレスは圧倒的に少ないと思う。
もう一つ良かった点として、部屋に入ると相手がパーティーかどうかを簡単に見分けられる。Dead by Daylightと同様に、フルパーティとの対戦は別ゲー感が強くてソロプレイだときついところがあるが、マッチ前に回避することができる。
◆総評
序盤はマップ覚えるのが大変だが、慣れてくると非常に面白い。DBDと比べて良い面も悪い面もあり丁度よく差別化されている。キラーとサバイバーのバランスも悪くないと感じた。初心者帯はキラー側が有利すぎて、サバイバー側が何をしたらいいかわかりづらいところがあるのでエリアを自由に歩けるモードが今後追加されればと思う。
歯ごたえのある鬼ごっこを楽しみたい人にはおすすめ。