消息不明になった船の中で60人の行方を追う推理アドベンチャーゲーム「Return of the Obra Dinn」のレビュー

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Return of the Obra Dinnのトレイラー動画

Return of the Obra Dinnってこんなゲーム

ざっくりあらすじ

1802年、ロンドンからインドに向けて出港したオブラディン号。

しかし、出港から半年で予定されていた目的地に到達することはなく、消息不明として扱われる。それから4年、オブラディン号は突然ファルマ港に姿を現す。

ゲームの目的

目的は2つ。まず1つ目は東インド会社からの依頼から。

主人公は保険調査員としてオブラディン号の船内を調査し、損害査定書を作成する。保険額の査定、そして責任は誰にあるのかなどを調べます。

2つ目の目的はヘンリー・エバンスという人物からの依頼から。

船で何が起きたのか真相を探り、60人いる全乗務員、乗客の身元を明らかにし、それを書き残して「手記」を完成させるというもの。

死体の残留思念から身元と安否を推理せよ

これが船内。あとは死体が1体転がっているだけ。ここから全員の身元を推理せよと言われても・・・いやいや無理でしょという感じですが、

そこで役に立つのがヘンリーエバンスから送られてきた懐中時計。この懐中時計はどういうわけか死体から残留思念を見ることができる。

見ることができるのはその死体の死ぬ直前のシーン。まずは音声から聞くことができ、その後死ぬ瞬間の静止画が現れます。

死亡シーンで死亡者の名前と死因がわかれば手記に書き込んでいく。

その推理が合っているかどうかはまだわからない。3名の死亡者の名前と死因が合った時点で、自動的に手記に書き込まれ、合否がわかるようになっています。

ゲームの操作

マウスキーボード、ゲームコントローラーどちらでも操作できる。

船上の探偵になれる本格推理ゲー

プレイヤーが推理できる余地がたくさんあり、何度も現場検証し、手帳とにらめっこしながら探偵みたいにこうかもしれないああかもしれないと考えながらやるのがとても楽しいゲームです。3名正解で当たったどうかがわかり、推理が当たった時に鳴る「ドゥン!」というSEが快感になってきます。

推理が苦手な人でもクリアできる

名前や死因がわからない人物は総当たりや消去法で推理することもできるので、難易度は高くないです。推理が苦手な人でもクリアできます。

日本語に対応している

字幕は日本語でプレイできる。ときどき他言語も混じるが、それはその人物の国籍ヒントになっています。

ミステリー要素は薄い

終幕という最後の章からゲームが始まるので最初からクライマックス感がある。話はファンタジー寄りのストーリーになっているので、徐々に謎が解かれていくミステリーが好きな人やリアル志向の物語が好きな人には合わないかもしれない。

Return of the Obra Dinnをプレイした感想まとめ

steamで11時間ほどでクリアした感想。

人物の服や立ち位置や身に着けているものなどプレイヤーが見たものがそのまま全てヒントになっているので、探索するのも推理するのも楽しくてあっという間にクリアまでやってしまいました。推理ゲーが好きな人には絶対おすすめ。

Return of the Obra Dinnのストアページ

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