ラブ、サムってこんなゲーム
Korean Linguistics Labが制作、愛と憎悪がもたらした悲劇に迫る一人称視点ホラー。
いじめられっ子の女子高生「サム」の日記帳を読み、小さな町で起きた事件の真実を探る。
日本語対応・コントローラーにも対応。
ゲームプレイ
ワンルームの部屋で目覚めた主人公は、机の上に一冊の日記帳を発見する。
そこには、学校での新生活のこと、ある男の子に片思い中なこと、仲の良い友達とのやりとりなど、3年前に「ローズピック」に転校してきたサムの思い出が詰まっており、読むうちに彼女の悩みや心情の変化にも触れることになる。
数ページ読むと部屋で起こるはずがない現象に遮られ、次は謎解きパートに移る。
基本的にはこの「日記を少し読む→部屋を散策して謎を解く」のパターンを繰り返す。
謎解きは日記の内容がヒントになっており、間違えるとゲームオーバーになることも。一部の謎解きは時間による制限があるが、どれも試行錯誤していけば解けるようになっている。
良かった点
・心霊的なホラーだけじゃなくヒトコワもうまく絡んでより怖さが引き立っている
・謎解き演出共によく練られている
・ストーリー、同情したくなる切ないラブロマンス
気になった点
・暗闇からのフラッシュが連続する場面があり、目が痛い
祝日本語化ということでやってみたが非常に面白かった。安易なジャンプスケアに頼っておらず、ストーリーも演出も工夫が凝らされていて制作陣の熱量を感じた。文章量は多いが日記を読むことで世界観が積み上げられて、そこからどん底に突き落とされる感覚がなんともいえない恐怖になってる。
日本語レビューがないのが不思議な良作。ホラー好きにはぜひおすすめ。
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