「7 Years From Now」の紹介レビュー 故郷で記憶のカケラを取り戻していく2Dアドベンチャー

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7 Years From Nowってこんなゲーム

スマホで大ヒットしたアドベンチャーゲームの移植作品。邦題は「7年後で待ってる」。

日本語対応・コントローラーにも対応。

ゲームプレイ

高校生のハルトが故郷の街へと戻り、7年前の事故で失くした記憶を取り戻していく物語

ゲームの世界はボクセルアートで描かれており、街の人々と交流や、幼なじみたちとの会話によって進行する。肝心のストーリーは、分岐点なしの一本道なので、ゲーム体験というよりは小説や漫画を読むような感覚に近いものになっている。

物語は全40章立てになっており、1章のボリュームは10分程度。本編だけでも相当な文章量だがさらにクリア後は後日談のオマケ付き。

良かった点

・ありがちではあるが壮大かつ感動的
・キャラの表情がわからない分、想像の余地が残る
・ひとりひとりのキャラが活きていて物語にもしっかりと絡んでくる
・複雑な設定も含んでいるが、話の運びが丁寧でついていきやすい

気になった点

・会話と移動だけなので少し退屈、漫画も出版されているのでそれで十分かもと感じる

衝撃的な展開の連続でオープニングから最後まで目が離せなかった作品。チャプターの変わり目で休もうと思っても、章の最後で気になる情報が出てくるからやめるにやめられない。最後はスッキリとした形で終わる内容で、読後は凄まじい充実感が残った。ほとんど会話を見るだけでゲームとしては退屈かもしれないが・・・タイムループ物のミステリーやSF小説を読むのが好きな人にはおすすめしたい作品。

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