鬱になった少年の精神世界に入る探索型2Dアクションゲーム「Fearmonium」のレビュー

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Fearmoniumのトレイラー動画

Fearmoniumってこんなゲーム

ゲーム内容

複雑な家庭環境に悩まされ、その上ガールフレンドに振られたことでうつ病になってしまった少年マックス。

プレイヤーは心の中に存在する「恐怖症」となって彼の心を守っている平穏を取り除き、さらにその心を蝕んで神経症に発展させていく、というストーリー。

基本アクションは移動とジャンプと木槌で攻撃とシンプル。あとは体力が回復するアドレナンや前方の敵に向かって投げるロケットなどのアイテムを使うことができます。アイテムは使うと消費。

道中で風船を見かけたら壊しましょう。風船がこの世界ではお金の代わりになります。風船は敵を倒すことでも手に入ることがあります。

戦う相手はマックスの心を守る空想や思い出。探索してカギを手に入れ、全12体いるボス戦に挑みます。

ボス戦の後はスライディングや二段ジャンプなどの新たなアクションを習得。これで今まで行けなかった場所に行けるようになり、探索範囲が広がります。

と、こんな感じの探索型2Dアクションゲームになっています。

ゲームの操作

キーボード、ゲームコントローラーどちらでも操作することができます。

良かった点・微妙だった点

クオリティーの高いアニメーション

1930~1960年代のカートゥーンアニメを強く意識したぬるぬる動くアニメーションは見ごたえがあります。特にボスは作りがかなり凝っているので戦っていて楽しい、カップヘッドみたいなゲームです。

ストーリーが奥深い

心理学の修士号を取得している開発者が、本作を一言で表すと「心理的防衛の原理の説明」と言うように、マックスの心理描写がまずメインにあり、恐怖症がマックスに与える影響力、そこからのマックスの変化や発展するストーリーがとても奥深いものになっています。

日本語に対応していない

日本語非対応。思った以上にテキスト量があり、ストーリーも重厚なので英語が読めないときついです。日本語対応の予定はあるそうです。

Fearmoniumをプレイした感想まとめ

4時間ほどプレイした感想。

アクションゲームとしては個人的には好みではなかったですが、ボリューム、ステージ、ボス、アニメーション、ストーリーどれも完成度が高くて、これが開発者1人で作られているというのが驚き。かなりの力作になっています。あとはストーリーがしっかりしているため英語がきつかったです。コンソールでのリリースと同時に日本語化されるので、ちゃんと日本語化されてからやるべきだと思いました。メトロイドヴァニア、2Dアクションゲームが好きな人にはオススメします。

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