「Defend Your Life: TD」の紹介レビュー 体内に入ってきたウィルスを駆逐するタワーディフェンス

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Defend Your Life: TDってこんなゲーム

チェコのAlda Gamesが開発したタワーディフェンス

「手術台に乗せられた患者を助ける」がテーマとなっていて、各ステージは脳・肺・心臓といった体の臓器を表している。

プレイヤーはそういった臓器の健康を監視する司令官となり、防衛システムを築いて体内に入ってきたウィルスや細菌を駆逐するのが目的となっている。

タワーディフェンスとしては「Kingdom Rush」をベースとしており、絵柄や世界観以外はほぼそのまま使われているような印象。

建てられるタワーの種類は4つと少ないが、戦場が体内ということで、血小板を育てる兵舎や周りにバフをかけるビタミン施設など体の機能がタワーとして活躍する

またアップグレードしても攻撃力や範囲がただ純粋に強化されるわけではなく、派生して全くの別物のタワーになるところも独特で、風変わりな作風に仕上がっている。

そして出てくる敵はウィルスや細菌だったりとなかなかユニーク。

風邪はHPこそ低いが移動が素早く、ニコチンは攻撃を受けると姿を消し、インフルエンザは倒しても分裂する。

ウィルスが持っている特性もまちまちで、配置したタワーがその敵に効果的でも他の敵にはイマイチだったりする。シンプルでありながらほどほどに戦略性があり、配置や使い分けまでしっかり考えさせられるものになっている

気になった点もひとつ。自動ターゲティングの対象が変えられないのが少し難点。

分裂する敵を優先して倒すとか、体力が多い敵を前から叩くとか、そういった設定ができないので敵が大量に出てくるウェーブでは火力が追いつかずにスルスルと抜けられる。

しかしショップでアイテムドーピングができるので全体的な難易度としてはマイルド

それに難しいステージで行き詰まったとしても、他のステージに戻ってノーマルやハードでクリアすれば永久パッシブスキルのポイントが得られる。

一時期話題になったアニメ「はたらく細胞」をゲーム化したような内容。
日本語は未対応だけれどチュートリアルの簡単な説明を読めれば十分なものになっており、コンセプトも面白いのでタワーディフェンス好きにはおすすめ。

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