「ラブラブスクールデイズ」の紹介レビュー ゲームの世界で美少女から逃げる一人称視点ホラー

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ラブラブスクールデイズってこんなゲーム

OTL GAMEが開発した、ゲームの世界で美少女から逃げる一人称視点ホラー

あらすじ

ゲームの中にダイブできる次世代のデバイスを使い、ギャルゲーのヒロイン「桜咲マキナ」とめでたく永遠に結ばれた主人公。

その後すぐに2周目を始め、今度は本命の攻略に取りかかろうとするが・・・それを見たマキナが嫉妬してセーブやデータを都合よく書き換え。

主人公は現実世界に戻れなくなり、ゲーム内の学校に閉じ込められてしまう

ゲームプレイ

追いかけてくるマキナから逃げながら学校からの脱出を目指す

各教室には随所にアイテムがあり、ギミックなども盛り沢山。鍵を見つけて扉を開いていくという単純な仕掛けではなく、アイテムの使い方や仕掛けの解き方まで考えさせてくる内容になっている。

校内をうろついているマキナに捕まってしまうと、HPが減り、回復しなければ3回捕まるとゲームオーバー。その場合は、1からやり直しとなる上に、マップやアイテムの配置場所も変わるため最初は多少忍耐力が必要。

回復アイテムやマキナをスタンさせるアイテムなども揃ってくる中盤から楽になってくるのとアップデートによりマキナの脚が遅くなったこともあって、同じローグライクホラーである「影廊」や「44 Minutes in Nightmare」よりは簡単で初心者でも遊びやすいかなという印象。

さらにどのアイテムを使うか、または組み合わせるかによって分岐するマルチエンディングとなっており、リプレイ性の方もしっかり備えてあるのが嬉しいところ。

ホラー

怖さ度合いはマイルド

暗い学校の雰囲気の中で追いかけられるので少し緊張感はあるが、マキナに捕まってもポカポカと叩いてくるだけなので怖いというよりむしろかわいい

どちらかというと途中から出てくる人体模型や大きな効果音に驚かされることがあり、キャラより環境の方が怖い。

ヒロインから狂気的な感じはあまりなく、軽い嫉妬程度しか感じないので「ヤンデレホラー」として期待しすぎると肩透かしを食らうかもしれない。

良かった点

・ヒロインが襲いかかってくるかわいいホラー
・ギミックやイベントが盛り沢山
・他ゲームから引用した小ネタが豊富
・実際にギャルゲーをプレイする体験ができたりと芸が細かい
・マップやアイテム配置がランダム、マルチエンディングでリプレイ性があり何度も遊べる
・同じジャンルの作品と比べると難易度は易しめ
・フルボイス

微妙だった点

・ところどころで壁の中に入れたり、キャラクターの挙動が少し怪しいところがあったりする

 

総評 

74/100

怖さと同時にかわいさも感じられる不思議なホラーゲーム。
ヤンデレ系だからもっと過激な内容かと思ったが、そこは意外と控えめ。ローグライクの周回要素もあり、小ネタやイベントがたくさん用意されているので、ホラー以外の部分もかなり楽しめる。

倍以上の値段でも満足できるくらい個人的には面白かったのでおすすめ。

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