Vaneのトレイラー動画
Vaneってこんなゲーム
「Vane」はカラスとなって崩壊した世界を探索するアドベンチャーゲーム。
ゲームの内容
建造物が崩れ落ち、かつては人間社会がそこにあったと思われる荒れ果てた砂漠。そこで悠々自適に飛び回るカラスの一匹が本作の主人公。
ここのカラスは普通のカラスと違い、砂漠で光り輝く「黄金の塵」に触れると少女へと姿を変えます。
会話や説明などは無いのでカラスの正体、この世界の黄金の塵がどのような存在なのかは一切わかりません。
カラスは飛ぶことができ、少女はレバーを引いたり檻をこじ開けたりすることができます。カラスと少女、臨機応変に姿かたちを変えながら謎を解いていきます。
序盤の目的は仲間のカラスを集め、砂漠の遺跡で囚われているカラスを救出するというもの。何者かはわかりませんが、カラスたちを狙う者がいるようです。
もう一つの目的はこの砂漠の遺跡に存在する光る玉をある場所に運ぶこと。この光る玉には世界を創造する力があり、カラスたちは世界を再生するためにこの光る玉を追い求めているのかもしれません。
基本操作は移動とジャンプのほか、「呼ぶ」というコマンドもあり、少女の姿で呼ぶと光る玉に力を与えさらに強力なものにし、カラスで呼ぶと仲間たちが寄ってきて主人公を助けてくれます。
と、こんな感じでカラスと少女を切り替えながら世界を探索するアドベンチャーゲームとなっています。
エンディングは2つありますが、クリア後は任意のチャプターに戻ることができるため、2つ目のエンディングは簡単に見ることができます。
ゲームの操作
ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作できます。
良かった点・微妙だった点
幻想的な雰囲気ゲー
広大な砂漠を上から見下ろしながら飛んでいるだけでも楽しいし、遺跡も広くて幻想的な作りになっているのが良かった。破壊したり創造したりという描写が多くて、世界の終わりと始まりを交互に見るような、世界観もなかなか壮大。
クセが強い操作とカメラワーク
フライトの操作は連打が必要で、カメラは自動で寄ったり引いたりするのが最後まで慣れなかった。オプションで画面設定をしても、次に起動するとデフォルト設定に戻されるのもちょっと不親切。
手応えの薄いパズル要素
パズルを解いてもそれが合ってるのかどうかわからなすぎて喜べない。
バグが多い
NPCがスタック、同じシーンが無限ループと進行不能になることが2回あった。幸いチェックポイントからやり直せたのでそこまで致命的なバグではなかった。
Vaneをプレイした感想まとめ
今月のHumble Choiceに入っていた本作を3時間でクリア。
雰囲気が良くて探索は楽しめました。セリフやテキストは無いですが、ストーリーはいろんな受け取り方ができ、考察のしがいがあるゲームだと思います。しかし、他の雰囲気ゲーと大きな違いは無く「風ノ旅ビト」のちょっと切り口を変えただけのような気もします。あとはバグるポイントが結構あるのでそこは注意が必要かもしれません。暗い雰囲気ゲーが好きな人にはオススメします。