王国の姫を誘拐して戦争を食い止めるJRPG「Rise of the Third Power」の紹介レビュー

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Rise of the Third Powerのトレイラー動画

Rise of the Third Powerってこんなゲーム

概要

・アメリカのStegosoft Gamesが開発、2022年2月10日にリリース。

ゲーム内容

あらすじ
舞台はサーインシーア王国、タリア共和国、アーカーダヤ帝国、政治体制が異なる3つの大国がひしめき合っている大地、リン。

各国を巻き込んだ15年にも及ぶ大戦は条約によって終結し、誰もが望んだ平和な時代を迎えようとしていた。しかし、水面下では領土問題に不満を抱える帝国が世界を再び混沌の渦に陥れようと画策。

その恐ろしい計画を知った反乱軍のメンバーであるローワンとコリーナは戦争を事前に食い止めるべく、帝国の王子との結婚式を翌日に控えたサーインシーア姫の部屋に訪れる。

 

戦闘
見えている敵と遭遇すると戦闘に突入するシンボルエンカウント。

前作と違って倒した敵はエリアチェンジしても出てこなくなるが、宿屋に泊まるか商人に頼むとリスポーンする。

戦闘に入るとプレイアブルな8人のキャラクターから3人を選択(敵からぶつかると選べない)。

最初から使えるのはローワンとコーリナの2人のみだが、物語の進行と共に増えていく。

キャラには前作のような職業的なものは無いものの、アタッカー、タンク、ヒーラーなど最初から役割があり、それぞれ固有のスキルを持っている。

戦闘はコマンドを選択して戦うターン制。

画面左上にタイムラインがあり、見れば敵味方の行動順がわかる。基本的には1ターンに各キャラ一回行動だが、ボス敵だけは3~4回ほど行動してくるので要注意。

コマンドには通常攻撃や防御がなく、攻撃手段は主にスキルを使用。

スキルにはクールタイムとコストやMPの概念があるのでコリーナの場合だとデスブロー(高ダメージ、コスト60)のような強力なスキルは連続して使えない。また、コリーナ×ローワンみたいにストーリー上で繋がりが深いキャラがパーティーにいると、バーが貯まったときに協力スキルを発動できる。

 

クラフト
前作ではポーションなども作れたが、今作で作れるのは武器と防具だけ。

素材は店にも並ぶので何度も敵を倒す必要なし。全体的にクラフト周りのシステムはあっさりとしている。

 

キャラクター育成
経験値を得ることで個人のレベルアップではなくパーティー全体のレベルが上がっていく。

レベルが上がると「天与」というポイントを獲得。各キャラのタレントツリーから天与を消費しパッシブスキルを習得していく。

 

総評
67/100

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・仮想世界だが、1930年代ヨーロッパの事件と複雑な政治情勢をJRPGにうまく落とし込んだストーリー
・ユーモアに溢れた会話で賑やかなパーティー
・戦争を主体にしたストーリーながら8人のキャラ一人一人にも焦点が当てられている(キャラクターのサイドストーリーもあり)
・前作よりフィールドのスケールがアップ
・前作と比べて攻撃のエフェクトがかっこよくなった
・没入感のあるサウンド(小鳥のさえずりなどの環境音、迫力ある戦闘の効果音)
・ボリュームがある(37時間でクリア)
・日本語対応

微妙だった点

・同じ敵の配置が多く繰り返しに感じることがある
・クラフトがあっさりしすぎて必要性を感じない
・キャラクターの成長要素が前作以上に単純で育成する面白みに欠ける

COMMENT

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