Farthest Frontierのトレイラー動画
Farthest Frontierってこんなゲーム
概要
・アメリカのCrate Entertainmentが開発、2022年8月9日にリリース。
ゲーム内容
・ゲームプレイ
戦争や重税といった理由から故郷を離れて「最果ての地」にやってきた人々のために安住できる町を作る中世を舞台にした町づくりシミュレーション。
町人の数は12人からスタート。
町の人ひとりひとり個別に操作するわけではなく、木や石をクリックして採集を選択、または建築メニューから建造物を選択すると、人々は目的地まで自動で移動して作業に入る。
Banishedのように各作業の人数を割り当てることもできるが、デフォルトで採集 < 建築 < 施設作業と優先してよしなにやってくれるので「農作業は4人、釣りは2人、木こりは3人」みたいに厳密に割り当てなくても大丈夫。
マウスドラッグしたまま指定範囲を選択すると、その範囲内の資源をすべて集めてくれるようになるので、資源をクリックしてやるより簡単で便利。
木やベリーなどの植物系の資源は春になるとまた生えてくるので町のまわりを移動するだけで無限に採集できるが、石や粘土や鉄鉱石といった資源は有限で、枯渇したら遠くまで取りに行くことになる。上にアイコンが出ている資源は採集するのに専用の施設が必要で、施設で作業する人も必要。
採集した資源は保管庫や加工施設へと運ばれる。加工した資源はさまざまな用途に使われ、たとえば木は薪にして建造物の機能を維持し、木の板にすると建造物の材料として大量に消費される。
建造物はティア1、ティア2、ティア3と分けられていて最初はティア1のみしか建築できず、町のベースである「中央集会所」のアップグレード条件を満たすとティア2以降の建造物も建築できるようになる。
ここはよくある技術ツリーではなくAge of Empire方式。特定の資源を集めるのと町の人数が一定数に達するとアップグレードできる。30人→150人と求められる人数が増えていくため、自然と町の規模も大きくなっていく。
ちなみに町の人数の増やし方は、そこそこの幸福度と食糧が足りていればときどき町の人が子供を産んだり余所から移民がやってくる。
▼育てられる農作物は11種類あり、3年分の農作物を設定できる。農業へのこだわりがスゴイ。
でも耕すのに時間がかかり、肥料となる堆肥も手に入れられない序盤はあまり必要ないかも。
▼町の人たちの栄養バランスも重要。たんぱく質と野菜(病気にかかりにくくなる)をほどよく取り、病気になったときのために採集で薬草も採っておこう。
▼「時間が経つと食べ物が腐る」というこのゲームならではのシステムがあるので、建物の配置場所がとても重要。肉や魚を採っても燻製する施設が遠かったり保存場所が近くに無いとすぐに腐ってしまう。
▼防御施設の訓練所と櫓はサブスク制みたいなもので、月々に結構なお金が取られてしまう。住宅地に市場を建てるとまわりの家から税収が入り、交易所で商人と取引することもできる。
・総評
70/100
12時間プレイ。
食糧難を乗り越えられなかったり、町が熊に壊滅されたり、略奪者にほとんどの資源を奪われて何度もやり直すはめになったが、この序盤の四苦八苦しながらの手探り感が楽しい。町づくりシムとしては昔から変わらない堅実な作りで、見た目が良いのでBanished系の代わりに十分なり得ると思う。「このゲームのこのシステムが凄い」みたいな驚きを感じるところや目新しさは無いので、この手のゲームにやり慣れてる人だとすぐに飽きてしまいそうではある。
ゲームの操作
マウスで操作します。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・美麗でリアルなグラフィック、アニメーションも良くたまにズームして町の人々が頑張って作業している姿が見たくなる
・農業、釣り、畜産、狩猟と食料確保の手段が多く、食事バランスにまでこだわっている
・食料が腐るので移動や保存方法をどうやって改善するかまで考え抜く必要がある
・マップが4つあり、リプレイ性も高め
・3つの難易度とピースフルモードもあり
・マウスだけの簡単操作
・日本語対応
微妙だった点
・建物の外観が地味で、ズームアウトするとどれも同じに見える。建物が増えてくるとお目当ての施設を探すのに苦労する
・住人の個性が薄い(今のところ個性は顔グラと年齢ぐらい)
・他の町づくりゲームに比べると見た目がリアルな分、動作がやや重め
・3倍速にしても時間の流れがゆっくりに感じる
・チュートリアルが無く、畑関係や交易まわりのシステムがいまいちわかりにくい
・襲撃が突然すぎて、前もって備えていないとあっという間に壊滅する(いきなりの戦闘が苦手な人はピースフルモードで解決できる)
・AIがたまに変な挙動をする(近くの井戸を使わず遠い井戸から水を汲むなど)
人口が増えなくて